受験態勢に入るための前提を作ることが、四年生や三年生以下から塾に通わせるメリットである。逆に言えば、家庭で前記のようなことをしっかり面倒見て、市販のドリル(できれば小学校レベルよりは少し高いもの)や通信添削などで基礎学力や勉強する姿勢を作ることができれば、通塾は五年生からでも十分だと言える。ただ、母親も働いていたり、子どもが親の言うことをよく聞かない場合は、右のような子どもへのサポートは難しくなる。こうした場合は、やはり四年生以下での通塾を検討したほうがいい。その際、四年生以下は五年生からの内容をスムーズに学習できるようにする準備期間と考えればよい。だから、四年生以下でテスト(漢字や計算のチェックテストではなく偏差値が出るような大きなテスト)を頻繁に行うような塾や、四年生の拘束時間の長い塾は避けたほうがいいだろう。四年生のときから夜の七時以降まで塾にいる必要はまったくない。一年生から三年生までは、通うならお稽古事の一環くらいの気持ちで通塾するのがいいだろう。週一・二回、一回一時間くらいで十分である。また、そんな小さいころからテストの偏差値に一喜一憂するのもナンセンスである。そろばん教室の昇級試験で合格できなかったからといってカリカリする親はあまりいないだろう。それと同じで、偏差値を気にするのでなく、学習したところを身につけるための繰り返しなどに重点を置き、できたら子どもをしっかり褒めてあげ、達成感をもたせて勉強の楽しさを感じてもらうことが重要なのである。もう一度繰り返すが、六年生が一番重要である。その時期までに伸びきってしまうような無理な通塾は避けたほうがいい。
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