婚約指輪は、結納で男性側から女性側へ渡されるのが一般的なため、購入もそれにあわせて結納の前が多いようです。ただし、あるアンケートによると結婚した人の約三〇%弱が結納をしなかったという答えがあります。必ずしも結納の時に贈るということにこだわることはないでしょう。一年を通してみると、春と秋のブライダルシーズンに婚約指輪の購入者が多くなります。これも結納が結婚の半年前に行われることが多いことからうなずけます。それと男性の懐事情によってボーナスシーズンも多い時期です。つまり、6、7月と11、12月に需要が集中していることになります。特に、12月は宝飾店が混雑する時です。昨今のジュエリー・ブームを反映して男性から女性に気軽に宝飾品をプレゼントするようになりました。その代表格ともいうべきクリスマスのギフト用の需要。また、女性の所得が高くなってきたことによって、自分でジュエリーを買って装う女性客も増えてきています。そして婚約指輪用に求める人。これら三つの需要が重なって店はかなり賑わっています。とはいっても、混雑している時期もそうでない時期も宝飾店のサービスや品揃えに変わりはないそうです。特別に季節感の高いモチーフを望むのであれば別ですが、婚約指輪は長く持つことを考えてオーソドックスなデザインを選ぶ人が多いので季節はあまり関係ないでしょう。自分達の経済的な都合で購入の時期を決めればよいでしょう。指輪をつける指のサイズは、夏と冬では、若干夏のほうが指は太めになります。汗をかいてすべりが悪くなるためです。また、一日のうちでは、午前よりは午後のほうが少しむくんでいます。と言っても、靴を選ぶ時に足は午前中よりも夕方や夜のほうがむくんでいるということは誰でも経験があるところですが、指輪の場合もこの程度のこと。大幅にサイズが変わるわけではありません。何時間も水仕事をしたあとで手がふやけているという特別な状態でなければ、普通の生活の中では、指輪のサイズのために季節や時間帯を気にするほどのことはありません。大切なのは、婚約指輪に限らずよい宝飾品を見分ける目をもつこと。これは、にわかには身につかないので、普段からよい物を見て、商品を見分ける目を養うことが肝心です。