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エイジングケア化粧品があふれている

北半球の中緯度地帯におけるオゾン量は80年代以降、大気中へのフロン放出により減少しました。そのため、有害な紫外線にさらされる危険性が高まり、欧米ではサンスクリーン製品(UVカット化粧品)の市場が大きく伸びました。女性のシミ・シワなど皮膚の老化の約80%は、紫外線が原因といわれています。また、紫外線は免疫反応を抑制するので、皮膚ガンの原因とも指摘されています。こうして、サンスクリーン剤を医薬品として定義するなど、紫外線による被害を減らす方向へ世界的に動き出しました。ただし、アメリカのテキサス大学でのマウスによる実験では、SPF値15以下のサンスクリーン剤にはメラノーマや皮膚ガンを防止する効果がないという結果が出ています。皮膚の早期老化や皮膚ガンを減らす効果があるサンスクリーン剤は、立派な医薬品です。ところが、「紫外線防止効果」と書かれた目立つ表示があるために、消費者が効果を過大に期待して使いすぎた結果、かえって皮膚がダメージをうける恐れがあります。

[参考情報]
肌のエイジングとケア方法
http://www.pola.co.jp/agingcare/

日本では、「紫外線もしっかり防ぎます」(花王ソフィーナラスティングファンデーションUV)、「紫外線もカットする」(資生堂モイストウォーター)、「紫外線カット効果」(カネボウBIOホワイトニングエッセンス)などの宣伝が先行し、どんな効果かわからないエイジングケア化粧品があふれています。しかし、日焼け止め指数のSPF値も表示されていないエイジングケア化粧品では話になりません。