モダンなものと言うのは、新しいものを追っていけば案外どこのメーカーでも作ることはできる。しかし、GT−Rのようなアナログなものは歴史を持っていなければできないものなのだ。二年後くらいにはトヨタからLF−Aが出るだろう。でも、LF−Aにモダンなデザインはできても、今回のGT‐Rのようなインテリアは作れない。LF−Aには歴史が足りない……。GT−Rのインテリアは日本のスポーツカーの歴史を背負っている。そこがGT−Rのインテリアのいいところだし、それを理解しなければGT−Rのインテリアのよさはわからないのではないだろうか?そしてこのインテリアの持つ雰囲気は、日産のデザイナーたちが確信犯的に作ったものとも言える。GT‐Rはスカイラインというブランドから離れ、スカイラインという呪縛から解き放たれた部分がいい。しかし、どことなく。“懐かしい”感がものすごく残されている。人によっては、「このインテリア、アナログじゃん」といった言い方をするかもしれない……。そう言われるかもしれないが、この懐かしさを一番欲しがっていたのは、実はポルシェやフェラーリ、マセラッティやアストンマーチンといったクルマのオーナーたちではないだろうか?私もアストンマーチンのDB5が好きだが、そこには新しいGT‐Rに通じる匂いがする……。
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