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人材派遣会社の選び方

「オススメの人材派遣会社は?」「よい人材派遣会社を紹介してほしい」という問合わせがよくある。この問合わせは、主として、企業側から受ける。しかし、こういう質問にうまく答えることはなかなかむずかしい。理由は、労働者派遣法の施行以来、長きにわたって、人材派遣業のサービスの均一化が続いてきたからである。1999年12月の改正で業務の範囲が原則自由となり、扱う業種に関してはいくぶん多様化してきたが、伝統的なオフィスワークで業績を上げてきた人材派遣会社では今もさして変わってはいない。差異があるとすれば、派遣会社の取引高の規模、資本出資の形態の違い、外資系かどうか、といった程度である。では、そうした時代にあって、人材派遣会社はどのような点を売りにして競争をしてきたのかというと、それは、派遣先にスタッフを配置するまでのスピードと契約価格である。「派遣スタッフの質の点はどうなのか?」という指摘もあるだろう。だが、残念ながら、一部のハイスキルの分野を除いて、その点での明確な差異化はないといっても過言ではない。承知のように、複数の派遣会社に登録するのはスタッフたちの自由であり、二重、三重の多重登録が可能である。派遣スタッフの雇用の安定には多大に貢献しているシステムであるが、それによる弊害として、各派遣会社の登録スタッフの均一化、同質化かある。仮に、ある派遣会社が一生懸命にスタッフをトレーニングして育てても、このスタッフを常用社員のように採用し続けるわけにはいかない。最初の派遣に伴う雇用契約を結んでも、その契約満了以後も縛り続けられるというものではないからである。